
ファクタリングの手数料
手数料は、手続きや仲介などの際に支払う金銭です。
当然、ファクタリングを利用する場合でも、ファクタリング会社(ファクター)に対して手数料を支払う必要があります。
この手数料を融資に置き換えて考えた場合は、金利にあたります。
利用者は、売掛金の売却額から手数料を差し引いた金額を手にすることで資金調達を図ることが出来ます。
つまり、キャッシュフローの悪化による資金ショートを防ぐためのつなぎ資金として活用することが可能です。
しかしながら、初めてファクタリングを利用する場合は、手数料の相場が分かりにくいため、不安に感じる方もいらっしゃるはずです。
このページでは、ファクタリングを利用する際の手数料の相場について説明しています。
ファクタリング会社比較表
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手数料の相場

ファクタリングの手数料は、売掛金の売却額から差し引かれるため、手にすることが出来る金額に影響します。
当然、相場よりも高い手数料を設定している業者を利用した場合は、実質的に損をすることになります。
そのため、少しでも多くの資金を手にするためには、他社よりも低い手数料のファクタリング会社を選ぶことが重要です。
実際のファクタリングの手数料は一律ではなく、利用者ごとに異なるケースが一般的です。
多くのファクタリング会社は、いくつかの項目を数値化して手数料を算出しています。
基本的には、主に以下の5つの項目を審査基準とします。
- 売掛先の信用
- 2社間 or 3社間
- 売掛金の金額
- 利用実績
- 償還請求権の有無
ファクタリング会社は、これらの項目をリスク要因として捉え、リスクの軽重を考慮した上で手数料を決定します。
売掛先の信用
実際に売掛金を支払うのは取引先企業(売掛先)です。
そのため、ファクタリング会社は売掛先の信用を最も重視します。
ファクタリング会社は、売掛金の未回収リスクを防ぐために売掛先の信用力を調査します。
調査時には、売掛先の「倒産予測値」などを参考にします。
倒産予測値とは
企業が1年以内に倒産する確率を予測し数値化した客観的指標のこと。
売掛先の信用力が低い場合は、未回収リスクが上昇するため手数料は高くなります。
反対に、売掛先の信用力が高い場合は、手数料は安くなります。
2社間 or 3社間
手数料を考える際に、「売掛先の信用」と並んで重要になるのがファクタリング契約の種類です。
ファクタリングには、大きく2社間ファクタリングと3社間ファクタリングの2種類があります。
2社間ファクタリングの手数料
2社間ファクタリングは、売掛金を保有する利用企業とファクタリング会社(ファクター)の2社で行う債権譲渡契約です。
申し込みから最短即日で入金を確認することも出来るため、急な資金ニーズが生じた場合でも対応可能です。
また、取引先企業(売掛先)に売掛金の売却を知られることがない点も大きなメリットであると言えます。
2社間ファクタリングの利用者は、中小企業、個人事業主がメインです。
利用者は、売掛先から売掛金を回収した後に、ファクタリング会社に引き渡す必要があります。
2社間ファクタリングでは、売掛債権の二重譲渡を防止し、未回収リスクを減らすために、債権譲渡登記を行う必要があります。
2社間ファクタリングは、取引先の同意・承諾を得る必要が無く、場合によっては契約後に不良債権化することも考えられます。
つまり、ファクタリング会社は、あらかじめ回収不能になるリスクを考慮に入れています。
そのため、2社間ファクタリングは、3社間ファクタリングに比べて手数料は割高に設定されている場合が一般的です。
通常、2社間ファクタリングでの手数料は、売掛金の10~30%程度です。
3社間ファクタリングの手数料
3社間ファクタリングは、売掛金を保有する利用企業と取引先企業(売掛先)、ファクタリング会社(ファクター)の3社で行う債権譲渡契約です。
2社間とは違い、売掛先の同意・承諾を得る必要があるため、必然的に売掛金を売却することを知られてしまうというデメリットがあります。
申し込みから入金までは、半月~1ヶ月程度を要します。
3社間ファクタリングでは、すでに売掛先の同意を得ているので、債権譲渡登記を行う必要はありません。
売掛金は、売掛先から直接ファクタリング会社に支払われます。
3社間ファクタリングの利用者は、大企業がメインです。
3社間での取引なので、未回収のリスクが少ないため、手数料は2社間に比べて低く抑えることが出来ます。
通常、3社間ファクタリングでの手数料は、売掛金の2%~10%程度です。
売掛金の金額
売掛金の額面価額が高額なほど、手数料は安くなります。
ファクタリングには様々な事務コストがかかります。
売掛金が高額な場合は、手数料率が低くてもコストを上回る利益を得ることができます。
どれくらいの金額でどれくらい安くなるかのは、ファクタリング会社によって異なります。
利用実績
ファクタリングの手数料は、利用実績(利用回数)によっても変動する場合があります。
2回目以降の利用は、初回に比べて手数料が低くなるケースが多いようです。
ファクタリング取引においてリスクを取るのはファクタリング会社です。
初回時の取引では、利用者が信用できるのか不透明なため、未回収リスクを考慮して手数料を高く設定するケースが一般的です。
取引の実績を重ねることは、信用を獲得することに繋がるため、初めてファクタリングを利用した時よりも手数料は低くなります。
償還請求権の有無
ファクタリングの手数料は、償還請求権の有無も関係します。
償還請求権とは
売掛金が支払い義務者によって支払われなかった場合に、利用者に直接代償の返還を請求する権利のこと。
償還請求権が無い契約(ノンリコース契約)であれば、万が一、売掛金を回収できなかった場合でもファクタリング会社への支払い義務は生じません。
一方、償還請求権がある契約の場合、売掛先の倒産などで売掛金の支払いが行われなかった際は、ファクタリング会社は売掛先に代わって利用者に未回収となっている売掛金の請求を行うことが出来ます。
ファクタリング会社にとって償還請求権がない契約は、未回収リスクが上がることを意味します。
そのため、償還請求権がある場合よりも、償還請求権が無い場合の方が支払う手数料は高くなります。
償還請求権は、2社間ファクタリングでは無しの場合が多く、3社間ファクタリングの場合は有りの場合が多いケースが一般的です。
一般的には、3社間に比べて2社間の方が支払う手数料は高額になる傾向があります。
まとめ
一口に手数料と言っても、ファクタリング会社に支払う金銭は一律というわけではありません。
ファクタリング会社にとってのリスクが大きいほど手数料は高くなる傾向にあります。
具体的には、「売掛先の信用」「2社間 or 3社間」「売掛金の金額」「利用実績」「償還請求権の有無」などの要素によって変動します。
手数料に関係する項目を下表にまとめています。
手数料が高い | 手数料が安い | |
---|---|---|
売掛先の信用 | 低い | 高い |
2社間 or 3社間 | 2社間 | 3社間 |
売掛金の金額 | 少額 | 高額 |
利用実績 | 少ない | 多い |
償還請求権の有無 | 無し | 有り |
手数料の相場としては、2社間では10%~30%程度、3社間の場合は2%~10%程度であると理解しておきましょう。
また、利用するファクタリング会社によっても手数料は違うので、手にする金額に差が生じます。
もちろん、手数料は安いに越したことはありません。
ファクタリングを利用する際は、適正価格を提示する優良業者を選ぶことが重要になります。
出来るだけ複数のファクタリング会社に見積もりを取り(相見積もり)、比較検討をした上で一番低い手数料を提示する会社を選ぶのが望ましいと言えます。
ファクタリング会社を比較
ファクタリング会社を選ぶ時は、複数の業者に問い合わせをして、それぞれの会社の見積もりを取ることが重要になります。
各社の見積もりを比べた結果、最も条件の良い会社に依頼することが最善の資金調達に繋がります。
代表的なファクタリング会社5社を厳選してピックアップし、比較掲載しています。


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